South Dakota Class Battleship
USS Alabama BB-60
サウスダコタ級戦艦 戦艦アラバマ
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アラバマ州モービル湾に保存展示されているサウスダコタ級戦艦アラバマ。
1942年竣工。大西洋、太平洋を転戦し、1947年に退役。1965年より公開されております。
なんかアレなアイオワ級に比べるとサウスダコタ級は渋いであります。
Page1では艦外部、Page2では艦内部を紹介しております。
艦首より。
第二次世界大戦時の姿で保存されております。
右舷前方より艦橋構造物。
艦橋前面にガラスは張られておらず、上下に貫かれた円柱状
の装甲内に司令塔、火器管制塔が配置されていました。
20mm対空機関砲と45口径16インチ(40.6cm)主砲。
主砲測距儀。
旭日旗的なマークとサービスリボン。
この艦も終戦直後に東京湾入りしました。
艦首のエリコン20mm機関砲群。
単装、連装合わせて計52門装備されているそうな。
ちなみに中央右のトイレ的な物体は艦内への入口です。
艦橋中部辺りより。
煙突上端ぐらいの高さですが、こんな感じの眺望。
トップまで上がりたかったとです。
オープンブリッジ内の司令塔前より。
火器管制塔の真下です。
火器管制塔(Fire Control Tower)。
円柱状の装甲は下層まで貫かれております。
艦橋より右舷後方。
モービル湾奥より南西方向。遠くに港のクレーンが見えます。
艦橋より左舷後方。
左は艦橋と一体化された煙突。この高さまで上がれました。
右舷5インチ砲群。
9番砲塔
→5番砲塔の誤射事故があったらしい。
計16名が死傷。この艦唯一の死傷者だそうな。
にんともかんとも。
38口径5インチ(12.7cm)両用砲。
計10基20門を装備。
ボフォース40mm4連装機関砲。
計12基48門を装備。
右舷後部の20mm機銃座。
1942年竣工にしてこのまとまったデザイン。
美味しいトコだけ一番絞りされた合理的アメリカンな構造物です。
違法増改築された感じが渋い日本艦艇とは対照的です。
なんかまとまりすぎててつまらん、
なんて断じて思ってません。
後部射撃指揮装置群。
奥:16インチ主砲 Mk.38 Director/Mk.8 Radar
中央:40mm対空砲 Mk.57 Director/Mk.19 Radar
手前:5インチ両用砲 Mk.37 Director/Mk.12-22 Radar
「おとなもこどもも、おねーさんも」といった感じの見学者層です。
みんな興味あるのだろうか。
後甲板より。
艦尾のジブクレーン。
両脇に40mm対空砲と射撃装置も見えます。
カタパルトも残っておりました。
水上観測機キングフィッシャー×2-3機を搭載していたそうな。
台風で2機ほど落っことした事もあったそうな。
サウスダコタ級の4隻を含めて、1941-1944年に計10隻の戦艦が竣工されたわけで。
アメリカ恐るべし。いや、マヂで。
戦艦アラバマ全景。
映画「沈黙の戦艦」の撮影に戦艦ミズーリの代わりとして使用されたそうな。
数年前に観た記憶があるが、スティーブン・ゴンブト・セガール氏の強大な顔しか覚えてませんです。
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1942-1945年の行動記録。
北大西洋から太平洋広域にわたって行動しております。