〜浮浪生活3日目〜
05/08 曇りのち晴れ
寒いのち涼しい
『ニュージャージー州
I-95レストエリア⇒
⇒メリーランド州 ローレル』
朝7時前に目が覚める。「ホゲゲーッ」と言った感じで大口を開けて寝ていたわけでして。よだれ感も確実にあるわけで。かなりヤバイ顔で寝ていたようで道行く人々からの視線が熱い。人目のありそうな場所を選んだのが裏目に出てしまったようだ。目は半開き、体を動かす気力など全く無いので再び寝る。口が全開なのがわかる。閉じようとはしているのだが、これがどうにも開いてしまうのだった。
午前7時、起床。通行人から発せられる汚物を見るような視線を颯爽とかわし、トイレで身支度。序々に慣れていく自分が怖い。お土産と水を購入して、午前7時半出発。
New Yorkはすぐそこ。なんか前方が真っ暗なんだが。
橋より。遠くにNew York的な物が見えます。
I-95northを5分ほど北上、ElizabethでI-278へ右折。ずいぶんとでっかい橋(Goethals Bridgeらしい)を渡り、午前7時45分、標識によるとどうやらNew York州、Staten Islandに入った模様。よくわからん。また橋(Verrazano Narrows Bridgeらしい)を渡ってBrooklynへ。今度はトンネル(Brooklyn Battery Tunnelらしい)でManhattanへ。
橋もトンネルも有料。New York側に渡るだけで計$10.50を奪われる。「なんでこんなメンドクサイトコにある街がここまで発展したのかなぁ」などと、$10.50取られて初めて考えるのだった。
ちなみにトンネル入口では検問してましたよ。なんでも危険物の持ち込み禁止だそうでして。マシンガンを持った人達がいるわけで。か弱い浮浪者風の俺は「いちいち止まってんじゃねーよ」って顔されて0.5秒で開放されたました。ストップっていうから止まったのに。
スタテン島、ブルックリン、クイーンズにマンハッタンか。なんかテレビとかで聞いたことある地名ばっかりで、とりあえず無事にNew York City入りしてしまったらしい。
ついに来てしまったのだが、いまいち「ニューヨークに来たぜ感」が無い。とりあえずテキトーに走っているとハドソン川に浮かぶ空母イントレピッドを偶然発見。なんか街中に普通にあるんですね。
街中に普通にいるCV-11 Intrepidを発見。
素晴らしい曇り空で歓迎してくれるNY。
暗い。寒い。眠い。
イントレピッドの近くに車を停めて外を歩いてみる。本日曇り、風も強く寒い。日曜の朝8時半というわけで人出も疎ら、当然ながら艦は開いてないので外から見学。
なぜか飛行甲板に駐機されるブラックバードを発見。アレは艦載機なんだろうか。「空母もブラックバードも見れて楽しいじゃねーか」というアメリカ式展示法。展示品自体は豪華のだが風情も情緒も何も無い。ご飯もデザートも同じトレイでチンをするTVディナー的な発想だ。そこまで言う事も無いんだけど、まぁ素朴にそう感じてみました。
外から撮影しつつ近所を散歩。特に無し。寒いし。
「もうちょっとイントレピッドを見たいのぉ」という人はココ
車に戻って中心部を回ってみることに。ところどころ工事中で車線のラインがないわけで、皆さん激しい運転を披露。特に無限増殖したタクシーはかなり気合の入った走りを見せてくれます。ルームミラーには横一列に5台の黄色いタクシーが迫ってくるわけで、ようやくニューヨーク感が出てきた。かろうじて信号だけは守ってる感じで、無法地帯っぽくて楽しいのでManhattanをグルグルと走り回ってみる。
途中何か所かで外を歩いてみたけど半袖短パンだと寒すぎる。みんな冬コート着てるし。しかしデンバーとは服のセンス違いますな。まぁファッションの事は知らんけどなんか違う感じがした。ような気がした。
Manhattanでタクシーと戯れる。何しに来たのだろうか。
午前10時、店も開いてないし見所も知らないので早々に退却を決定。いきなり来てしまったので観たいものも思い浮かばないし、地図はでかいヤツしかないし。寒いし、眠いし、暗いし。
ここまで来て「なんかもったいないな」感もあるが、何がもったいないのか具体的に出て来もせず。そんな感じでNew Yorkを去っていくのでした。ちなみに「自由の女神がもったいない!」と気づくのは数日後でした。他にもいっぱいあるけど、現場では意外に思い浮かばないものなのだ。
帰りはトンネル一発(Hollands Tunnelらしい)でNew Jersey側に渡りI-95へ戻る。なんだかNY→NJはタダらしい。
こんな感じのビルを見ただけで
帰ってきてしまいました。

ここまで来てこんな写真ばかりであります。
帰国後になって多少後悔。
NY州→NJ州の橋。結局New Yorkには1時間半ほどしかいなかったのでした。
午前10時半、途中のレストエリア(Molly Pitcher Travel Plaza)でお土産購入。ニューヨーク土産をニュージャージーで買うことになってしまったが、元々が「Made in どこか」の品物ばかりなので問題無し。むしろ人種のるつぼとされるニューヨークの土産にはこんな感じが丁度良いのだ。多分。
買い物済ませ、次の目標である戦艦ニュージャージーのあるCamdenへ向かう。途中から晴れてくる。寝不足なんで眩しいっす。
New Yorkから出るとすぐに晴れてきた。来るなってコトだったのか。
正午、Camden着。お目当ての戦艦ニュージャージーを探すが、これがまたわかりづらい場所にあるわけでして。やっとのことで駐車場の建物を発見。
が、なんだか入口に半分頭を突っ込んだ形で一台の車が斜めに止まってるわけで。なんか車内でもめてるわけでして。今度は進んだりバックしたりを繰り返すという謎の行動に出るわけでして。公道上ですよ。俺を先頭に後続車は路面電車の線路上にストップですよ。
その行動からしてラリった方とかアレな方とかだと怖いんでチョイと離れて待ってみる。するとなんだかんだして結局は中に入っていったのですが、今度はゲートのとこで係員に吠えてるわけでして。少し距離を置いたここまで聞こえるその言語は、「ま、まさか」。やっぱり某東アジアの国の人達でした。なんだかなぁ。事情は知らんが楽しい浮浪気分を害さないで欲しい。いやマジで。
なんだかんだありつつも無事に駐車。この駐車場は戦艦を見に来たと言うと$1ディスカウントになるらしく、料金は$6になりました。それでも高いと思うんですけど。戦艦ニュージャージーの入場料は$13.50。結構取るじゃないか、まったく。
BB-62 New Jersey。でっかいです。デラウェア川もでかすぎる。
高級入場券を購入し艦内見学へ。広大なデラウェア川河口部に浮かぶBB-62 New Jersey。この艦の公開開始は2001年だそうできれいです。高い入場料取るだけあってキッチリ整備されてる感じ。対岸にはPhiladelphiaのビル群が見えます。まわりは公園みたいになっていていい感じであります。
ひととおり回ってから戦艦特製のショットグラスを購入。ここで、インフォメーションカウンター兼ギフトショップの建物中に響く爆音で会話する例の一行が。みんな白い目で見てますよ。おじいちゃんとかは驚いた感じで見てますよ。同類に見られたくなかったんで時間ずらして入場したんだけど最後の最後で会っちゃいました。はぁ。
午後1時半、次の目的地Washington D.C.に向けて出発。デラウェア川に架かるBen Franklin Bridgeを渡りI-95southに乗る。なんだか歴史ある橋だったらしい。渡った後で知りました。
これも後で知ったんだけどCamdenって全米で最も危険な街の一つだそうな。事前チェックって大事かもしれん。いろんな意味で。
Benjamin Franklin Bridge。見るからに古そう。河口部にはでっかい橋が多いです。
I-95southを南下するとすぐにDelaware州に入る。Willmington通過。I-95が途中からDelaware Turnpikeになり有料になる。午後2時半、レストエリア(Delaware House Travel Plaza)にてデラウェア州のショットグラスゲット。
PhiladelphiaからBaltimoreの間はずーっと街が続いている感じ。緑が多くて見た目的にも良さそう。海もあるしコロラドっ子の俺としては羨ましい限り。一瞬住みたいと思ってしまった。治安とかは知らないけど。
思っていたよりすぐにMaryland州に入る。NY-NJ-PA-DE-MDといくつもの州を一気に越えることになる。こうなると州ごとのショットグラス集めの方がメンドクサイ。各州でゲットが基本ルールだがペンシルバニアのが見つからないままMaryland州に入ってしまった。さすがに戻るのはバカすぎるし、くだらんルールは放棄。ありそうなガソリンスタンドを見つける度にいちいちハイウェイ降りる。数件目でやっとペンシルバニアのグラスゲット。はたから見たらただのアホでしょうな。まっ、ゲームみたいなもんだ。
ちなみにこの道はJFK Memorial Highwayと名づけられている。なんにでも人の名前を付けちゃうわけでして。この道にはI-95、Delaware Turnpike、JFK Mem. HWY.と三つもの名前が。地図をあてにして移動してるんで時々混乱させられて、「ムカっ」っと来る事も。
Baltimoreのトンネル手前。この辺は車も少なく快調なのですが。
午後4時、Baltimore中心部へ。途中に有料の大きなトンネル(Ft. McFenry Tunnel)があって、料金所手前で大渋滞。みんなが欲望剥き出しで料金所に向かうんでグチャグチャっす。そんな感じなんで、なぜか閉鎖中のブースに向かっても車の列が出来てしまうわけで。おそらく毎日こんな感じなんだろうな。この状況を疑問にも思わないのが自由の国アメリカなのだ。
猛烈な排気ガスのトンネルを抜け、中心部から離れると森の中に入っていくのでした。
やっと料金所が見えてきた。料金ブースは無限にあるんだけど大渋滞。ETC的なレーンもあるけど大渋滞。
午後5時、Washington D.C.入り。よくわからんが中心付近まで来たはずなので、適当な所でハイウェイを降りる。
いいかげんに疲れてきたので早速モーテル探しに入るが、これがなかなか見つからない。というか店自体が見つからない。運転はめちゃくちゃ。舗装は最悪にガタガタ。これが強大アメリカ帝国様の首都の真の姿なのだろうか。核兵器製造に忙しくて、舗装どころじゃないのかもしれない。なんてことを考えてしまうほどに道が悪い。
というか町の雰囲気全体が悪い。なんか変なエリアに入ってしまった模様。通行人も車の運転手も黒人しかいない。いやマジで黒人しかいないのだ。どうもコロラドと比べると人種による居住地域がはっきりしているみたい。なぜだかみんな家の前に座り込んでます。渋めの家ばかりっす。小さい商店を発見するも、なんか柵っつーか檻みたいなのが付いてます。
どうやらこの辺にモーテルは無い模様。あっても泊まるの怖いし。後で知ったんだけど、ワシントンD.C.の危険エリアは中心からすぐのトコにあるのだとP.バラカン氏がテレビで申しておりました。無計画も楽しいけど、ある程度の下調べは必要なのかも。
仕方なく郊外に脱出してから探すことに。中心を見失わないようにしつつ郊外を走る回る。少し走るとすぐにMaryland州に出ちゃうわけで。Washington D.C.がこんな狭いとは知らなかった。
普通ならモーテル街的なエリアがあるはずなのだが、どうにも見つからない。まともそうなホテルはちらほら目に付くんだが。結局一時間ほど彷徨ってやっと発見。すでにどこにいるかもわからんが、とにかく発見。$59+tax。「高けー!」。「ボ、ボッタクリなのでは?」。相場も知らないくせに相手を疑ってしまう俺。しかし昨日の朝から睡眠2時間で行動しているわけでして、他を探す気力なんかあるわけが無く、約2秒ほど迷ってからここに決める。
モーテルに帰還。ベッドに寝っころがりたいところだが、その瞬間に明日まで爆睡確実。せっかく大金払ったモーテルなんでマッタリタイムを満喫しなくては。バスルームはなんとバスタブ付き。久々に湯に浸かりながら、おビールをいただく。これこそが人ととして最も正しい姿ではあるまいか。しかし気を許すと堕ちそうなので注意が必要。
部屋には電子レンジに冷蔵庫もついている。本日のメインイベント、ローストチキン君をチン!そしてオープン!焦げた髪留めゴムが登場。久々の食事を飾ってくれる。まさか今から返品に行く気力があるわけも無く、そのまま食す。美味しゅう御座います。高級ディナー+おビール終了後、早めに就寝。
なぜだか午前3時に起きてしまった。自販機でスナック菓子×2を入手、ぼりぼりしながらテレビを観る。辛い爆走の後のこのダラダラ感がたまらんわけでして。
午前5時、また寝る。