〜浮浪生活2日目〜
05/07 晴れ 85°F (29.4℃)
『オハイオ州デイトン⇒
⇒ニュージャージー州
I-95レストエリア』
午前9時半起床。まず風呂に入る。ハンディキャップ用の部屋は入り口とバスルームが広いのが違いのようなのだが、妙に広くて庶民の俺はなんか落ち着けない。便器を気にしなければここで寝れるほどに広いのだ。二人はいける。多分。
バスタブ無しの上、シャワーエリアとトイレエリアがバリアフリー。当然ウォーターフリーで水浸し。「自分ん家じゃないし、まぁいいか」と思いつつも拭き掃除をしてしまう庶民な俺。
高級モーテル。
昨日は何かに取り付かれたように運転してしまったが、今日はマッタリと行動。ここを夕方に出れば東海岸には朝に着けるはずなので、今日は急ぐ必要は無いのだ。無計画すぎた以前の自分から進化、走りまくって深夜に目的地に到着してしまう昔の俺とは違うぜ。
午前10時半チェックアウト。一見学生風の団体も同時にチェックアウト。こいつらが満室の原因か?イエローモンキー疑惑は晴れる。

Daytonの街。
午前11時半、エアフォースミュージアム着。広いです。近代から現代機までかなりの品揃えでとても入場料タダとは思えない。なんだかアメリカの強さを感じさせられる。とりあえずは順に回りながら、「おっ、こいつ知ってるぜ」という機体を撮影していく。
今回の旅で初めてデジカメを使うのだが、昨日撮った写真はブレまくり。八割方はブレていたわけで、今日は慎重に。館内は暗い部分が多いが、フラッシュを使っても光が届かないわけで。そして夜景モードにすると激しくブレる。柵や案内板、展示ケースを使いカメラを固定して撮影するもやっぱりハズレが多い。1枚撮るのに10回かかることも。
なんかアホ臭い。おそらくまともな撮り方があるに違いないが、今の俺にはまったくわからん。というわけで即電池切れ。電池の事なんか頭に無かったわけでして。
空軍博物館入口。こんなに立派な施設が入場無料なのです。無料大好きであります。
仕方なく一度外に出てから、近所のWalmartで車用DC/AC インバーターを購入することに。予想外の出費だが今後も必要なのでまぁいいか。店内は結構混んでいて、10か所近くあるレジにはどこも長い列が。
その列に並んでいると、「Hey! Yo! Bro!」という声が聞こえる。小さなカウンターにいるデカイ黒人店員が明らかにこっちを見ていて、モロに目が合う。「な、なぜ俺なんだ?俺は何もしてねーぜ」。「万引きなんかもしてねーぜ」。「イエローモンキーでも小銭くらいは持ってるぜ」。後ろの客に促されカウンターに行くと、どうやら一品しか購入しない俺に先に支払いをさせてくれるらしい。なかなかいい奴じゃないか。しかし「Yo! Bro!」じゃわかるわけねーぜ。
とにかく無事に商品を購入。その店員は同じ調子で客の相手を続けてました。まさに自由の国。車に戻り車内で充電開始。
館内に戻り見学を再開すると、静かなミュージアム内で大声でしゃべりまくる一行を発見。聞きなれた某東アジアの言葉。数人のオッサン集団なんだが、柵の中に入ってはしゃいでます。写真撮影中の人の前を平気で通り過ぎます。3、40代のオッサン達が柵の中ではしゃぐ様は異様の一言。正直言って気持ち悪い。ちなみに子供達ですら「中に入っちゃダメとか、静かにしなきゃダメ、」とかお互いに注意しあってましたよ。撮影時もお互い気を使ってましたけどね。
驚愕のリアルイエローモンキーを目の当たりにして愕然。同類に見られないようその場を離れるのでした。
博物館の隣はメモリアルパークになってました。
デジカメの充電やノートPCへのデータ移しの為に車と館内を何度か行き来し、結局閉館の午後5時までいました。いやマジで広いんで真面目に見ると一日かかります。最後の方なんかは歩き疲れて「もうどこを見たのかわかりません」といった感じでした。
閉館間際に友人へのお土産に桜花のポストカード$0.10、B-29のバッジ$1.50を購入して外へ。駐車場でPCに移した画像をチェックするがやはりブレまくり。苦労した割りにまともなのは数枚しかない。「はぁ」、説明書もってくりゃよかったかな。
午後5時半、エアフォースミュージアム発。I-70eastに戻り、次の目標であるNew Jersey州に向けて爆走再開。午後6時半、Columbusを通過。午後7時、Columbusを抜けて少しした所で給油。ここでオハイオ州のショットグラスをゲット。
Columbusのビル群。
給油から30分ほど走ったところで対向車線に古すぎる車載トレーラーが故障している。70年代を彷彿させる感じのトレーラーに車を何台も積んで、延々と続く坂道を登ろうとしてますが。それは無理じゃないでしょうか。そこから後ろは大渋滞。というか完全停止。車から降りて茫然とする人々。車の列は3マイルは続いてましたな。渋滞のサイズも半端じゃないアメリカ。原因もアメリカン。
街を抜けると何も無い。
一方、こっちの車線は素晴らしく快調。陽も落ち始めて涼しいし、対向車線で途方にくれる人々を横目に快適ドライブを楽しむのだった。数日後に同じ目に遭うことなど知る由も無いのだ。当たり前だけど。
アメリカの道路は街から抜けると何も無くなるわけで。徹底的に何もなくなってしまう。永久に変わらない景色を眺めつつドライブ。日が暮れかけた頃、道は山の中に入っていくのでした。
こんな感じで延々と何も無いです。

やはり標識が無いと不安になってくる。
午後9時、West Virginia州に入り、Wheelingとかいう小さな町を通過。なんか谷の中にある渋い感じの街。寄り道したいけど我慢。
午後9時15分、Pennsylvania州に入る。Pittsburghの南を走っているらしい。聞いた事のある地名を見るといちいち行ってみたくなるのだが、全部寄ってると一生浮浪することになってしまうので我慢。なんだかちょっと険しめの山の中に入ってる感じ。しかし州をまたぐ度に雰囲気が変わりますな。暗くてよくわからんけど。
I-70が途中から有料になる。街灯りも何もない山岳部に結構立派できれいな道が走ってるわけでして、さすが金持ちアメリカ。スピードリミットは55マイルだがみんな80マイル以上で走っている。「あなたマジですか?」といった感じの速度違反っぷりだが、地元ナンバーの走りからしてもパトカー君の気配はないようだ。あまりの速度差で抜かされるので便乗してスピードアップ。
ラジオはエンドレス天気予報とNASCAR中継しかやってないようなので、石川さゆりの天城越えをセットし暗闇の険しい山間部を越えていく。
レストエリアの看板
午後11時15分、I-99とのジャンクションを過ぎたあたりのレストエリアで休憩。なんでも歴史あるレストエリアらしいので看板を激写。やっぱり気合入った道だったらしい。気分転換にサービスプラザをうろうろしてみる。
眠気も多少覚めたので爆走再開。途中I-76とI-70の分岐。今まで走り続けたI-70は南に行くらしい。東へ直進する道はI-76になる。
午前2時、著しく眠い。次のレストエリアまで頑張って給油、休憩のつもりだったのだが。工事の為に道が突然クローズ、何も無い暗闇へ強制的に降ろされてしまう。はっきり言ってどこにいるのか全くわかりません。とりあえず前の車を追跡してみると町を発見。そしてガソリンスタンド発見、給油。
位置確認をするとPhiladelphia付近まで来ているらしい。とにかく東へ向かえば街に出るみたいで何とかなりそう。しかし走り出してすぐに迷子。
激しく迷いつつUS-30eastの標識発見。もうどこにいるか知らんがとりあえずeast方面へ。すると奇跡的にI-476の標識発見。やっとまともな道に戻ったぜ。I-476に乗って少しするとI-76とのジャンクションを発見、すぐにPhiladelphiaの中心部へ入る。街のすぐ近くで必死に迷ってたわけですな。
というわけで、ついにPhiladelphiaまで来てしまった。やはりかなり大きい街らしい。見た感じは東京より全然でかいです。デンバーっ子から見ると「とにかくスゲー」って感じです。
朝4時にもかかわらず街は明るいし、交通量も多い。眠らない街東京で実際に寝てないのはごく一部だが、ここはかなり寝てない感じだ。電気をつけたまま寝ているのかもしれないが、そんな事はどうでもいい。とにかくこの街はデカイと言いたいのだ。
そんな感じで昼間でも寝ぼけている街デンバーから来た俺は、首都高バトル中の新型コルベットとAudi S4に激しく抜かれていくのでした。
これで東海岸まで来てしまったわけで、思っていたより早く着いてしまった。ここからは海沿いに南下する予定だったが、なんかNew Yorkまで行けそうな感じ。
「ニューヨーク=激しく遠い=オジサンには無理」と思い込んで諦めていたのだが、予定変更してNew Yorkにも寄ることに決定。その前にPhiladelphiaの街を一回りするつもりが、テキトーに直進していると橋を渡ってNew Jersey州入り。そしてそのまま走っているとNew Jersey Turnpikeに乗せられた模様。どうもこの後は一直線でNew Yorkらしいのでそのまま直進することに。
午前5時、New York手前のレストエリア(Grover Cleveland Travel Plaza)でストップ。まだ真っ暗なのでここで仮眠する。恐怖の大犯罪都市を目の前にしての車内泊は怖いわけで、明るくて人目に付きそうな場所を厳選して駐車。
本日は高級Saabホテルに御宿泊。奥の車は不思議な形をしてます。
シートを倒して御就寝。しかし少しの物音で目を開けてしまう俺。「やはり怖いぜ」。最初は「やっぱ寝れないかも」なんて思っていたわけだが、疲れていたらしく知らない内に爆睡してましたとさ。